地震発生時の行動について ~ 準備編

阪神大震災

火山列島で地震を避ける事が出来ない日本では、近年、阪神大震災や東日本大震災といった都市型の大地震に見舞われました。
それぞれの発生した時期に合わせて、テレビ・ラジオ等で検証番組やドキュメント番組が毎年のように放送されている事もあり、皆様の防災意識も高まり、地震対策や防災のための商品が、多くの家庭や会社に配置されるようになりました。
当ホームページ「防災・防犯プロ」でも非常防災袋に代表される防災グッズを取り扱っておりますが、防災グッズというのは、震災発生時に皆様の生命・財産を守るための一つの道具にすぎません。
結局は、被災された時の皆様の行動と、そのための日頃の準備や心構えが、被災時の生死を分け、また、復旧・復興への最初の一歩をいかに早く踏み出せるかというところにつながります。
本コラムでは、地震発生前の日頃の準備→発生時→発生後に、心がけておきたい点を連載していきます。

日常の準備
・自宅の耐震対策と家具類の転倒防止
・消火器と水の汲み置きの準備
・自宅周辺の避難場所の確認、家族との待ち合わせ場所の確認
・会社、学校などからの帰宅ルートおよび所要時間の確認
・緊急避難用具、水や食料などの備蓄品の準備
・家族、友人、遠方の親戚との安否確認手段の確認
・会社、学校への安否連絡方法の確認
・未就学児童の預け先から引き取る手順の確認
・非常防災袋 → 詳細を見る
・その他、道具類の確認
ろうそく、卓上コンロ・ガス、携帯電話、充電器、現金、保険証、身分証明書、ヒモ、ガムテープ、ゴミ袋、油性マジック、印鑑 など

※道具類に関しては、津波や建物倒壊の危険、爆発の危険などが無い場合は、後から取りに行くことも可能です。
まずは、身の安全を確保する事が最優先です。