湾岸部はほとんど、大なり小なり堤防が建設されている。
広大な海岸防災林。
木の柵の中に草の様にチラッと見えるのは防災林として植えられている松の木の苗。
広大な土地にソーラーパネルが設置されている。
いわゆるメガソーラー。
風力発電設備。
とにかく南相馬市の海岸は、防災林、ソーラーパネル、風力発電が広がっている印象を受けた。
放射線量計が設置されている。
環境放射線の各種測定をするためのもの。
しかし、2018年3月、原子力規制委員会は低線量地域から線量計を撤去すると決めた。
撤去される線量計は2,400台。
住民側としては撤去に賛成という意見もある一方、「生活の一部・目安になっている」、「線量計が無くなると原発事故が無かったものとされるのでは?」、「風評被害を抑える意味でも撤去は住民との話し合いをもって決めてほしい」などの意見もある。
南相馬市原町区下渋佐。
東日本大震災によって大きな被害を受けため閉区された。
2017年9月に閉区式も行われた。
南相馬市原町区の介護老人保健施設「ヨッシーランド」があった場所。
働いていた人は助かったが34名が犠牲になった。(新聞報道:福島民報では36人が死亡とも)
「津波は黒い波に見えた」とは生き延びることができた施設従事者の談。
津波にガレキなど色々なものが混じっていたから、そう見えたのかもしれない。
津波犠牲者は、地震発生後は逃げて無事だったが、その後、元の場所に様子を見に行った際に津波に遭い、流された人も多い。
また、地震・津波から逃れる事ができたが、その後、うつ病で亡くなり、震災関連死に数えられる人も多い。
福島県は宮城県・岩手県よりも人的被害は少ないが、それは人口の多い街が少ないため。